LOTUS Trumpets Japan

FAQ

答えは簡単です。私たちは長期に渡ってプレイヤーを観察してきた結果、この2つの中間のイントネーションを目指すことが、ほぼすべての人にとってベストであるという結論に達しました。第2世代の新しいマウスピースは、”寛容なプラスモデル”と表現するのが最もわかりやすいでしょう。きっと気に入っていただけると思います。

・より詳しい解説
第1世代のマウスピースをご存知の方は、スタンダードとプラスモデルの2種類で提供されていたことをご存知でしょう。これによりプレイヤーはイントネーションや、低音域・高音域のターゲット方法を好みに合わせて選択することが出来ました。

これはプレイヤーのテクニック、特に身体的な緊張感に関わらず、すべてのプレイヤーの悩みを完璧に解消するための試みです。
3年間、お客様からのフィードバック、そして私たち自身の絶え間ない演奏テストと研究を経て、ほとんどすべての人に最適な吹奏感を提供する「スイートスポット」の存在を解明しました。

このスイートスポットとは、ハーモニック・シリーズ(特にオクターブ)の音が完璧に調和しているところへあなたを導いてくれるものであり、同時にピッチを上下に±7セントずつ簡単に移動させる自由を与えてくれるのです。
・例えば、コードの3番目の音階を演奏するとき、少し低めに演奏した方が良い場合…。
・あるいはアンサンブルのために、仲間の(少し怪しい)イントネーションに合わせる必要があるとき……。

この柔軟性は非常に重要です。
スタンダードモデルのマウスピースは、「従来の圧縮されたイントネーションに慣れていて、自分の奏法は変えたくない」プレイヤーに親しみを感じてもらうために、若干のハンディキャップを含んでいました。
一方、プラスモデルは高音域でかなり低い音程を狙う(“押さえる”という表現にも近いですね)ように設定されています。体の緊張やアライメントに関わらず優れたアプローチが出来るよう促すものですが、その代償として、注意しないと「シャープな音」となることが多くなってしまいます。

第2世代のマウスピースでは、この2つの構成の完璧な中間を目指し、”寛容なプラスモデル”と表現するのが最も分かりやすいように再設計しました。演奏しやすく、音を自由にコントロールする事が出来る柔軟性を持っています。
この新しいイントネーション・セッティングについて、あらゆるレベルのプレイヤーを対象にした大規模なプレイテストを行いましたが、その結果は紛れもなく明確です。
初心者も上級者も、このマウスピースを使って実際の演奏で優れたイントネーションを体感できました。だからこそ私たちは、自信を持ってひとつのイントネーション・セッティングに絞ることが出来ました。第2世代のLOTUSマウスピースは、今まで以上にピッチバランスの優れた演奏を可能にしてくれると確信しています。

現在のところ、カスタムリムやコピーの提供は行っておりません。将来的には実現可能になる可能性もありますが、時間とコストを考えると、今のところ私たちはそれに専念することは出来ません。
ぜひこのままの状態でマウスピースを試してみてください。それでもリムの形状を変えた方が良いと思われる場合は、お気軽にお知らせください。同じご要望をお持ちの方が多ければ、解決策をご提案できると思います。
※第1世代と比べると、XL&Lカップはリムの輪郭を変更して、少しだけリムバイトの食いつきが良くなりました。

現在のところ、カスタムスロートサイズの提供は行っておりません。スロートサイズが自分に合っていないのでは?と判断する前に、まずはデフォルトのまま試してみることをお勧めします。マウスピースの吹き心地を決定するパラメータは複数ありますが、スロートはそのうちの一つに過ぎません。
・スロートの前後の形状
・スロートの長さ
・バックボア全般の形状
・マウスピースと楽器のギャップ
など、これらすべてが抵抗感や空気の流れに影響を与えます。
私たちはスーパーヒーローから初心者までの様々なプレイヤーと、膨大な量のプレイテストを行いました。あらゆるレベルのプレイヤーにとって最もベストな感覚とサウンドを確認した上で、それぞれのカップにおいて計算された正確な形状と、絶妙なバランスを決定しました。
もちろん常に例外はありますが、当社の発展段階において、合理的な生産と手頃な価格を維持するためには、これらのデザインのフィーリングとパフォーマンスに絶対的な魅力を感じてくれる99%の人々に焦点を当てる必要があるのです。
ご安心ください。LOTUSマウスピースは極端に大きなスロートを持っているわけではなく、息が取られることはありません。たとえスロートの大きさに違和感があっても、しばらく試していただければ気に入っていただけると確信しています。

当社のフリューゲルホルンマウスピースは、ラージシャンク(ヤマハシャンク)を使用しています。
今後、より多くのシャンクを提供していきたいと考えています。スモール(バック)シャンクとフレンチ(ケノン)シャンクの2種類を予定していますが、ご要望の多さに応じて優先的に生産していきたいと考えています。

第4バルブの使い方はとても簡単です。4番ピストンよりもロータリーの方が快適で、左手親指の使い方もすぐに自然になります。

練習方法としては、まず好きなスケールスタディを吹いてみましょう。ペダルの音域で吹くようにしてください。簡単なパターンを選んで何度も繰り返し、慣れていきましょう。また、ペダルの音域と他の音域との橋渡しをしましょう。長いスケールやアルペジオを下から上へ、上から下へと演奏してみましょう。これはとても良い練習で、音数が増えるほど楽しくなっていくはずです。

音楽のレパートリーとしては、クラリネットやチェロなどのために書かれた曲からも無限のインスピレーションを得ることができます。それらには素晴らしいコンチェルトやソナタがたくさんあります。ジャズプレイヤーにとっては、アルトサックスの音域のすべての音を演奏することができます。それに、テナーサックスの多くの音域もカバー出来ますね。

ジャズプレイヤーは、アルトサックスのソロから始めるのは素晴らしいことです。アルトサックスのソロは、ペダルのF、E、Ebを加える以外は、たいてい普段の音域です。『Charlie Parker Omni-Book』はその手始めとして最適です。そしてテナーサックスのソロも忘れずにチェックしてくださいね!

私たちのマウスピースは、まさにコンセントのように、繋ぐだけ!すぐにアップグレードしたことを感じることが出来るでしょう。しかし、マウスピースの可能性を100%引き出すだけでなく、より良い演奏をするためのヒントがあります。