UNIVERSAL MAX

すべての演奏で、音の豊かさや力強さを倍増させる大口径ベルのトランペット
ソリストに最適ですが、セクションにもブレンドします

UNIVERSAL MAX

【ベル】
形状:ミディアムラージ・テーパー
ベル径:140mm
ベルステム:イエローブラス
ベルフレア:フォスファーブロンズ
全体的に中庸な形のテーパーですが、平均よりも少しだけ大きめです。豊かで大きな音を出すのに適しており、柔軟性にも富んでいます。
一般的なトランペットに比べてベルフレアの直径がやや大きいため、音に芯があり、広がりのある音を出すことができます。
イエローブラス製のベルステムは、皆様にとって聴き馴染みのある音色を再現します。また、フォスファーブロンズ製のベルフレアは安定した音を出し、音の芯が太くなります。この組み合わせにより、伝統的なトランペットの音をより豊かにすることが出来ました。
太いベルステムは抵抗が少ないため、エアーの流れをコントロールする必要があります。しかしこの楽器は11.7mmの適度なボアサイズなので、ほとんどのプレイヤーにとって心地よいものとなるでしょう。

【リードパイプ】
レシーバー:ミディアムウェイト、ブロンズ削り出し
リードパイプ:ミディアムウェイト、ブロンズ削り出し、管厚0.9mm
驚くほど速いレスポンスを実現するリードパイプです。透明感のあるサウンドで、あなたの音をより豊かにします。広い空間でも音が散らず、しっかりと音の芯を感じることが出来ます。
この楽器にはミディアムウェイトのリードパイプ&レシーバーが装備されていますが、軽量化にこだわる方のためにライトウェイト・リードパイプ&レシーバーや、逆に最大限のプロジェクションと安定性を求めるプレイヤーのためにヘビーウェイト・リードパイプ&レシーバーをカスタムオーダーすることも可能です。
しかし今までのユーザーの大半は、両方の長所を備えるミディアムウェイトの設計を好んでいます。

【チューニングスライド】
2種類のスライドから選択することが出来ます。
チューニングスライドの材質は、楽器の音色や吹奏感に大きく影響します。
・イエローブラス
・フォスファーブロンズ
もしこの楽器をリードやコマーシャルプレイで頻繁にお使いになるのであれば、ニッケルシルバーのチューニング・スライドを選択することもできます。
この楽器の特徴は”音の豊かな広がり”ですが、ニッケルシルバーのスライドはそれを打ち消してしまいます。しかし、場面によってショットガンからスナイパーライフルに変える必要がある場合には、ニッケルシルバーのスライドにすることは非常に効果的な方法です。

【バルブキャップ】
下記から選択することが出来ます。
・トップキャップ
ライト or ヘビー
・ボトムキャップ
ライト or ミディアム
ライトウェイト・トップキャップと、ミディアム・ボトムキャップを2個、3番バルブにヘビー・キャップを1個装着するのが一般的です。
第1世代では「リード/ソロ」モデルとして知られていたモデルです。しかしジャズ用と定義するよりも、その雄大なサウンドはあらゆるジャンルにフィットするため、より豊かなサウンドを求めるすべてのプレイヤーにおすすめできることが分かりました。
ロータリートランペットのベルの広がり方に似ているため、クラシックプレイヤーでそういった音の広がりを好む人は、オーケストラや室内楽にも用いることが出来るでしょう。
ジャズやコマーシャルのプレイヤーは、オフマイクなのにリズムセクションの音量が大きすぎる時、この楽器を使ってみてください。こんなに簡単に演奏できるものかとショックを受けるに違いありません。
Yamaha BobbyShewやV.Bach 37ベルのような吹奏感を好む人は、ベルテーパーが標準的なUNIVERSALモデルの方がしっくりくるかもしれません。しかし、VanLaar OiramやMonette P3のような楽器が好きな方は、同じカテゴリーに属すモデルでありながら、UNIVERSAL MAXが両者をはるかに凌駕していることに驚かされるでしょう。
リードプレイヤーは、リードマウスピース(特にニッケルシルバーのXSカップとSカップ)で、この楽器を凶暴なソロイスティック・リードサウンドに変えることができます。(まるで初期のメイナードのようです!)
Ashlin Parkerは数年前からこのモデルを愛用しており、ニッケルシルバーの3Mマウスピースと組み合わせています。これは上記のリードマウスピースと同じく、非常に良い組み合わせです。大きなベルと小ぶりなカップ(この場合、BachのDカップに相当)を組み合わせることで、楽器による非常に太い音と、マウスピースによる衝撃的な音量と高音域のコントロールを実現するのです。
ニッケルシルバーやブロンズのマウスピースは、音の安定性を高めてくれるので、大きなベルの楽器でも安心感を得ることが出来ます。 また、小さなカップのマウスピースを使っても、通常深いカップでしか得られない音の深さや芯のあるサウンドを得ることが出来るのです。ニューオリンズ・ジャズ・オーケストラでのソロ演奏でも、Ellis Marsalisのクインテットでの演奏でも、Ashlin Parkerの雄大でふくよかなサウンドがそれを証明しています。
Adamもここ数年、このセッティングを多くのシーンで使用しています。